グレートリセット

1月20日、米ワシントンで、第47代アメリカ大統領の就任式が行われ
ドナルド・トランプ氏が就任し、2期目のトランプ政権がスタートしました。
トランプ大統領は、演説の冒頭で、『アメリカの黄金時代が今から始まる
(the golden age of America begins right now)』と述べ、
「アメリカ第一主義(America First)」を鮮明にしました。

この日の就任演説で語った内容は、第1期政権のときの主張と、
さほど変わらない印象でした。

トランプ大統領が語った主な政策は、以下の4点です。

 ①不法移民対策の強化
   メキシコ国境での国家非常事態宣言を発令し、不法入国の即時阻止、
   犯罪歴のある外国人の強制送還、軍隊の国境派遣など、厳格な移民対策を実施。
 
 ②経済・通商政策
   外国製品への高関税や「ユニバーサル・ベースライン関税」創設など、保護主義的
   な経済政策を推進し、国内産業の保護と雇用の創出。

 ③エネルギー政策の転換
   過剰な政府支出やエネルギー価格高騰によるインフレを批判し、石油などの掘削推進、
   グリーン・ニューディールの終了、EV義務化の撤廃、戦略石油備蓄の再補充など、
   従来の環境政策からの大転換。

 ④外交・安全保障
   パナマ運河の管理権奪還、グリーンランド購入構想、同盟国への防衛費負担要求、
   ウクライナ紛争への独自対応など、アメリカの主権と国益を最優先する強硬外交。


今後、世界はどうなっていくのでしょうか。
かつて世界のリーダーであったアメリカの姿は、もうありません。

アメリカは、35兆ドルの債務を抱えており、年間利払い額だけでも、なんと1兆ドルを
超えています。
1兆ドル(約150兆円)というのは、日本の国家予算をも超えた金額です。
もはやアメリカ経済が持続可能でないことは、誰の目にも明らかです。
グレートリセットの足音が、だんだんと近づいてきている気がしています。

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