ビジョン
学生さんたちの夏休みも、残り1週間ほどになりました。
今年の夏は暑かった。1898年の統計開始以来、 2番目に暑い夏だったようです。
コロナ感染も少し落ち着きましたので、 久しぶりの帰省や旅行に行った方も
多かったのではないでしょうか?
昨日(8月23日)、
今回の改定で、最低賃金の全国平均は去年度より31円上昇し、 961円となりました。
これは1973年に目安制度が始まって以降で、 最大の引き上げ額です。
ただ、この金額は、世界の先進国に比べ6〜7割程度であり、 まだまだ低い水準です。
今後、日本が成長するという前提においては、 最低賃金の更なる引き上げが必要でしょう。
働く人にとって賃金が上がることはとても嬉しいことですが、
頭が痛い問題となります。
今年に入ってからは、賃金の高騰だけではなく、 原油高や円安による原材料費の高騰も
加わり、企業収益への影響は日々深刻さを増しています。
コスト上昇分をすぐに価格転嫁できれば良いのですが、 それも簡単なことではありません。
日本の政府は、新型コロナ感染症対策、また、原油・ 物価高などに対し、お金のバラマキ
でしか対応ができていません。しかも、そのバラマキのお金は、 基本が借金です。
今(自分達の世代)が良ければそれで良いというような「 場当たり的で近視眼的な政策」
しかできない今の政治には、ほとほと嫌気がさしますね。
日本の「将来ビジョン」を国民に示し、 それに向けての構造改革を断行できる強い政治家
が多く現れて欲しいと切に思います。