危機感
2022年7月8日、
安倍晋三元首相が、参院選の遊説中に銃撃され
安倍さんは、日本の憲政史上最も長い期間(通算3188日)首相を務めました。
安倍政権は長かっただけに、
この国を思い政治活動されてきたことは紛れもない事実でしょう。
67歳という若さでの死は、
安倍晋三元首相のご冥福を、心よりお祈りいたします。
今回の事件に触れ、私が感じることは、この国の「危機感」
警察組織は、間違いなく油断があったのでしょう。 こういった油断(危機感のなさ)は、
いまの日本社会に蔓延しているように思います。
この国は、30年にわたり全く経済成長できず、今後も人口減少、 超高齢化社会が続いていき
ます。日本は、もはや先進国ではなく後進国だという自覚が必要です。
日本の債務残高はGDPの2倍を超え、 プライマリーバランスの黒字化さえも全く目処が立ちません。
いまや資産家達は、どんどん海外に移住しています。 今後もこの流れは止まらないでしょう。
先日行われた参議院選挙(第26回)で、 自民党が圧勝しました。
その自民党が公認した元アイドルが、東京選挙区で62万票もの票を獲得し当選していま す。
この62万人の人達は、彼女に何を期待し、そして託したのでしょうか?
このことは置いておいても、全国の投票率は52%という結果で、 半数近い有権者が投票を
放棄しています。 これは、国民の「危機感」の無さが現れだと思います。
この国が茹でガエルになって干し上がる前に、未来について少し考えてみませんか?
我々が享受している今の豊かさを、 次の世代に繋いでいけるように。