平和の祭典

17日間の熱戦が繰り広げられた北京冬季五輪が、2月20日に閉幕しました。
日本選手団のメダル数は、冬季五輪では過去最多の18個(金3、銀6、銅9)
という結果でした。

●金メダリスト 
  平野歩夢(スノーボード男子ハーフパイプ) 
  小林陵侑(スキージャンプ個人ノーマンヒル)
  高木美帆(スピードスケート女子1000m)

ソチ・平昌と五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢選手は、悲願の金メダルを獲得
しました。
わずか半年前に、スケートボードで東京五輪にも出場していましたから、その中
での金メダル獲得は、ほんとうにスゴイです。



世界の選手が活躍した一方で、今大会は「オリンピック」のあり方について
考えさせられるものとなりました。
開催国である中国によるチベット、新疆ウイグル自治区、香港に対する人権侵害。
また、大会期間中のロシアによるグルジア侵攻など。

五輪憲章は、
「人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会を奨励することを目指し、
人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てる」 とうたっています。

「平和の祭典」であるはずのオリンピックが、商業主義に染まり、政治利用される。
その一方で、命を削り日々鍛錬を積む主役であるはずの選手が二の次となっている現実。

近代オリンピックが始まって約100年(夏季126年、冬季98年)ですが、今大会を機に
IOCの在り方、組織運営も含め抜本的な見直して欲しいと思います。

次回のオリンピックは、下記の通りです。 
  夏季 フランス/パリ  2024年7月~ 
  冬季 イタリア/ミラノ・コルティナ  2026年2月~

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