暴落

株価が大暴落です。
本日(8月5日)の日経平均株価の終値は、4,400円を超える急落となりました。
1987年の世界的な株価暴落(ブラックマンデー)時につけた3,836円を超える
過去最大の下落幅を記録しました。

 
暴落の原因として、
ニュースでは、主に以下の4つが報じられています。
 
①アメリカの景気減速への懸念
     (先週発表されたアメリカの雇用統計の結果が悪かった)
 
②円高ドル安の加速
  (日銀が、先月の会見でタカ派的な発言をした)
 
③中東情勢の緊迫化
  (イランとイスラエル情勢の緊迫)
 
④投機筋による仕掛け
  (投機筋の仕掛けがきっかけで、売りが売りを呼ぶ展開)
 

 
下げ幅は、直近7月11日の高値(42,426円)から、26% down
(10,968円)
にも達しました。
 
さすがに「過去最高の下げ幅」と聞くとインパクトは大きいですが、
何か特別な事件が起こった訳ではありません。
株式投資をしている方は、狼狽せずに、まずは気持ちを落ち着かせる
事が必要ですね。
 
とはいえ、個人的には、
昨今の世界的な株高については悲観的に見ています。
 
つまり、行き過ぎたバブルの中に「いまがある」との考えですので、
こういった大暴落は、今後も頻繁に起こるのではないかと思います。
 
そう考える理由はいくつかありますが、
世界経済を牽引してきたアメリカの「政府債務残高」1つを見ても、
いまが全く正常な状態でないことが分かります。
 
アメリカの債務残高は、近年急増しており、現在35兆ドル(約5,200兆円)

を超えています。これは中国、ドイツ、日本、インド、英国の5カ国を
足した経済規模に匹敵する金額です。

 
コロナがきっかけで、世界のマネーサプライは、とんでもなく加速しました。
今後はその代償(副作用)が、大きな問題となるでしょう。
 
生きていく上で「お金」はもちろん大切ですが、「生きる目的」を見失わず
日々を過ごしていきたいですね。

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