終わりの始まり

10月27日に行われた衆議院選挙で、与党の議席が 過半数(233議席)
を割り込む結果となりました。
小選挙区と比例代表をあわせた各党の獲得議席は、下記の通りです。

  自民 191(247)
  公明  24 (32)
  立民 148 (98)
  維新  38 (44)
  共産   8 (10)
  国民  28  (7)
  れいわ  9  (3)
  社民   1  (1)
  参政   3  (1)
  保守   3  (ー)
  無所属12  (22)       
                ※(  )は改選前の議席数
 
与党の過半数割れは、15年ぶりのことです。
前回は、2009年の民主党政権が誕生した時のことでした。
 
 
今回、立民民主党が50議席増やし、その分、自民党が56議席減らしました。
しかし、今回の選挙でやはり注目すべきは、国民民主党の躍進です。

石丸旋風が吹き荒れた7月の東京都知事選と同じく、国民民主党もインターネット
を活用し、若者を中心とした支持獲得に成功しました。
SNSの選挙に与える影響が、かなり大きなものとなっています。
2024年は、のちに「選挙変革元年」と言われる年になると思います。
 
日本の失われた30年という歴史は、3年の民主党政権を除き、自民党を中心とした
政治でした。組織票、宗教票で当選した政治家が、延々と「昭和のばら撒き政治」を
続けてきた結果が、現在の日本です。
この30年で、日本という国は相当に貧しくなりました。
現在、日本の1人あたりのGDPは、世界22位です。
もう「先進国」とは言えない状況まできました。

「政治は結果責任」とよく政治家が口にしますが、それならば、与野党含めたすべての
政治家が、この30年の責任をとって政治の世界から退場して欲しいものです。

 
世界的にも、今年は「選挙イヤー」でした。
イギリス、フランス、韓国などの民主主義国においては、与党の減退や政権交代が
起きました。来月には、アメリカの大統領選があります。
こちらも、トランプ勝利で政権交代が起きるのでしょうか!?
世界が注目するアメリカ大統領選は、11月5日が投開票日です。

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