経営の神様

令和4年8月24日、稲盛和夫さんが亡くなられました。享年90歳。

稲盛さんは、誰もが知る「経営の神様」。
京セラを1代で世界的な1兆円企業へと成長させ、また、52歳の時に創業した
第二電電は現在のKDDIへと成長し、5兆円を超えるマンモス企業になりました。
さらには、78歳の時に、経営破綻した日本航空の再建を託され会長に就任。
2兆3千億円の負債を負って倒産した会社を、就任1年目から1,800億円の黒字に
導き、就任3年目には再上場を果たしました。
 
稲盛さんには、その優れた経営手腕だけでなく、人生哲学にも多くの人が惹きつけ
られ、多大な影響を与えました。
稲盛さんが主宰する「稲和塾」では、国内外含め15,000人の塾生が学んでいました。
私もこれまで稲盛さんの著書を通じて、たくさんの学びを頂きました。

 
稲盛さんは、過去の雑誌のインタビューにおいて、
「人生で一番大事なものは何だと思われますか?」
との質問に対し、以下のように答えられています。
 
「一つは、どんな環境にいても真面目に一生懸命に生きること。
自分が自分を一つだけ褒めるとすれば、どんな逆境であろうと不平不満を言わず、
慢心せず、今目の前に与えられた仕事に、それがどんな些細な仕事でも、全身全霊で
打ち込み努力してきたこと。
もう一つは、利他の心。皆を幸せにしてあげたいと強く意識し、生きていくこと」
 
稲盛和夫さんのご冥福をお祈りします。

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