責任
政府は、
次期総裁に植田和男氏の登用を決めました。
黒田東彦氏は、2期10年に渡り日銀総裁を務めました。
黒田氏は、就任当初に「2%の物価安定の目標」を掲げ、2年程度で達成
結果、「2%の物価安定目標」の達成は出来ませんでした。
黒田氏は、自らの政策を「異次元の金融緩和」とうたい、
「 黒田バズーカ」とも言われ世界を驚かせました。
日銀は、10年もの間、ひたすらに金融 緩和の道を突き進みました。
下記の数字を見るだけでも、その「異常」ぶりがわかります。
・10年での国債購入累積額は960兆円
・時価ベースで50兆円にのぼる上場投資信託(ETF)の購入
・全てを含めると累積1,550兆円の資産の買い入れ
これだけの「異常」なことを行った訳ですから、 今後は想像を超えた副作用が待ち
受けいます。経済への影響がとても心配されます。
受けいます。経済への影響がとても心配されます。
目標を一度も達成することなく、 10年にもわたり組織のトップが変わらないなど、
一般企業(オーナー会社除く)ではありえないと思いますが、、、。
日銀の立場からすれば、『政府がもっとしかっり成長戦略を実行してくれていれば…』
というところでしょうか?
黒田氏への評価は、5年後、10年後の日本経済が示してくれるで しょう。
日銀の人事権は実質政府がもっていますから、 その責任は勿論政治にもあるわけです。
いまの国会を見ていても、お金をばら撒く政策のオンパレードです。
本当にこの国は大丈夫かと、日々心配になります。
日本は「失われた30年」といわれ、1990年代以降、 経済成長することは
ありませんでした。
かつて日本は、「経済は一流、政治は三流」 といわれた時代がありました。
いまは「経済は二流、政治は四流」というところでしょうか、、。
ただ、「政治がダメだ」と言っても、議員を選んでいるのは、我々「国民」な訳
ですから、 全く人のせいにはできません。
この4月には、全国で、4年に1度の「統一地方選挙」 が実施されます。
ということで、皆さん投票には必ずいきましょう。