34年ぶり

2月22日の東京株式市場で、日経平均株価が34年ぶりに史上最高値を
更新しました。(終値は39,098円)

1991年のバブルが崩壊から20年間、日経平均はずっと右肩下がりで、
2008年のリーマンショックの際には一時7,000円を割り込んでいました。

しかし、その後、安倍政権によるアベノミクス政策などの効果により、
株価は次第に回復。そして、本日ついに日経平均は史上最高値を付け、
「失われた30年」に終止符が打たれるというところまでやってきました。

 
株価だけ見ると景気の良い話ですが、実体経済はどうでしょうか?
我々の生活は何も変わらないどころか、物価高により経済状況は悪化
しているのではないかとさえ感じます。
実際、今月6日に厚労省が発表した「毎月勤労統計調査」を見ても、
日本の実質賃金は下がり続け、90年以降で最低水準にあります。
 
私には、世界の金融緩和によるジャブジャブマナーが、マーケットの
指数をただ上げているだけにしか思えません。

 
「バブルはその最中にはバブルだと気付かないが、弾けて初めてバブル
だったとわかる」と言われます。
 
「ブラックスワン」は突然やってきますから、今後いくらか注意が必要に感じます。

 ※ブラックスワン
   ー マーケットにおいて予想ができず、起きた時の衝撃が大きい事象のこと。
 

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